あの日、航太の様子がおかしかった日から丸3日。
私は航太に会うことができなくて、彼がおかしかった理由を聞けずにいた。
「ごめん。遠征入って、明日から3日間一緒に散歩行けない」
あの次の日、そんなメッセージが届いて……連絡が途絶えてしまったんだ。
こっちから連絡したいんだけど、遠征の邪魔になるのは嫌だし。
「むぅ~……」
「み~おっ!! あんたそんなにポチポチしてたらスマホ壊れる!! あと、唸り過ぎ!! やかましい!!」
そんな冷徹な言葉を投げかけるあけちゃんを、机に突っ伏したままジトッと眺める。
「……何よっ!?」
「だって……航太、変だったんだもん」
「何回も聞いた!!」
「連絡取れないんだもん」
「それも聞いた!!」
不貞腐れる人の言葉をぶった切った後、大きく溜め息をついて――……
「てかさ、そんなに気になるなら電話してみればいいじゃん」
と、呆れたように言い放った。
私だって、できるものならそうしたいけど……
「それができたら苦労しな~い」
結局、さらに不貞腐れて机に突っ伏すことに。
「も~、美青!! あんたいい加減にしなさい!!」
とうとう痺れを切らしたあけちゃんは、机を両手で叩きながら立ち上がり、
「気分転換に、今から学祭のための買い出し行くよ!!」
私の腕を掴んで無理やり立たせると、昇降口に向かって歩き出したんだ。

