その表情に、こんなにも胸が痛むのは、きっと彼の想いが痛いほどに伝わったから。
「ねぇ、宮崎航太?」
「んー?」
「このピッチの上でプレーしてる時って、どんな気分?」
「え?」
「私じゃできないことなの。私には、一生かかっても経験できることじゃないんだよね」
「……」
じっと私の目を見つめる宮崎航太から瞳を逸らすことなく、ゆっくりと言葉を口にする。
「宮崎航太はすごい。私もだけど……ここにいたみんなが、あなたのプレーでドキドキしてるんだよ」
「……ん」
「私、サッカーに詳しくないけど、あなたのサッカーは大好き。……すごく」
私がそう言った瞬間、驚いたように目をまん丸にした宮崎航太は――
下を向き、フッと小さく笑った。

