きせき


「――美青サン!!」

だけど、そんな私の背後から、彼が少し苦しそうに私を呼ぶ声がして。

「……うん」

小さく返事をしながら、ゆっくりと振り返った私に、彼は言ったんだ。

「ごめん」
「え?」

「約束」
「……」

「約束守れなかった」