きせき


あの後私は、宮崎航太にチケットを貰った時のことを何度も何度も思い返していた。

――どうして私は、あんなことを言ったのだろう?

自分の発言に、自分でも本当に驚いた。
本当に“気が付いたら言っていた”、そんな感じだった。

まだ確信は持てないけど、きっと私は、自分が思っている以上に、宮崎航太に惹かれているのだと思う。

まだ知り合って間もない彼に、こんなにも惹かれる理由はわからない。

優しいのか、意地悪なのかわからない宮崎航太。

でも一緒にいると、胸のドキドキが止まらなくて。

彼の傍にいたいって、いつの間にかそんな風に思っている自分がいた。