きせき


「――OK。じゃー、もう訂正はナシな?」
「……うん」

「よし。じゃー、勝てるように頑張るとしますか」

そう言って宮崎航太は、すっかり暗くなった空に向かって手を上げて、大きく伸びをした。

日焼けをした、細いけれど、やっぱり筋肉のついた腕。

星の出た空を見上げる彼の瞳は、そこに溶け込んでしまうくらい、キレイ。

「……」

何も言えず、彼に見惚れる私の足元で、バウが嬉しそうに尻尾を振っていた――……。