「ノエル様はハルウの事をよく見ているのねそうでなきゃ分からないもの」
そう言われたノエルは恥ずかしそうに頬を赤くしながらも違う、と言い張る。
「まぁまぁ、海音さんにはお見通しなのよノエル」
「ノエル様はハルウ様が大好きですものね」
ロイスとレクノの言葉にうっ、と押し黙るがやはり恥ずかしいのか俯くノエルに微笑む三人。
「あら、もうこんな時間」
チラリと見た時計塔の時刻は既に夕刻を指している。
「私ハクトと少し予定があるの…ごめんなさいね」
申し訳なさそうに眉を下げるロイスに大丈夫です、と伝えればその場は直ぐにお開きとなった。
残ったノエルと海音が城の廊下を歩いているとふいにピタリと足を止めるノエル。
「…ノエル様?」
急に立ち止まったノエルを不思議そうに見て呟く海音。

