心底嬉しそうに喜んでいる正信と早耶を見て、夢では無いって実感した。


あの無愛想でクールな関波君が、家に来てもいいって言ってくれるなんて…………


明日、雪でも降るんじゃないの!?


だけど――――…2人と同様、私も嬉しかった。


なーんだ。


関波君、ちょっとは優しい所あったんだね!!


「亜遊もいつか行こうよ!」


「う、うん!!」


「それじゃオレ、席に行くから」


「あ、関波君!」


私は背中を向けた関波君を呼び止め、コショコショ話しかけた。


「関波君、意外と優しいんだね♪やっぱ天使だね!」