カバンを背負い、扉に直行しようとしたオレだったが………
「待、待ってよ!!話まだ終わってないっ!!」
豊平に腕を掴まれ、足止めされてしまった。
何なんだよ……
ポリポリ顔を掻きながら、豊平を振り返る。
「オレは話なんて無いんだけど、豊平」
「関波君が無くっても、私はあるの!!関波君天使なら、もう少し人に優しくしたらどう!?」
オレの腕を掴んでる手に力を込めて、豊平が訴えた。
“優しく”………ねぇ。
オレは小さい頃からこういう性格だった。
他人と一定の距離を保ち、集団行動は好まない。
「待、待ってよ!!話まだ終わってないっ!!」
豊平に腕を掴まれ、足止めされてしまった。
何なんだよ……
ポリポリ顔を掻きながら、豊平を振り返る。
「オレは話なんて無いんだけど、豊平」
「関波君が無くっても、私はあるの!!関波君天使なら、もう少し人に優しくしたらどう!?」
オレの腕を掴んでる手に力を込めて、豊平が訴えた。
“優しく”………ねぇ。
オレは小さい頃からこういう性格だった。
他人と一定の距離を保ち、集団行動は好まない。



