純情☆デビル

ヒャイヌがオレを示しながら、声を張り上げた。


豊平はヒャイヌの言葉に息を呑み、素早くオレから目を逸らす。


体が教室に入る時と同じ位震えていた。


「―――フーン。豊平…お前オレの何に怒ってたワケ?」


オレは腕組みをして、豊平を追いつめる。


チラッと見えた豊平の横顔は、“焦り”や“動揺”で溢れていた。


「えっと…」


窮地に立たされた豊平は意味も無く髪をクルクルさせ、床ばかり見ていた。


「せ、関波君、せっかく正信がお弁当一緒に食べようとしてたのに……結局お昼休みが終わるまで帰って来なかったじゃない」