純情☆デビル

ヒャイヌの空気を切り裂く様な声が飛んで、豊平が凍りつく。


オレまでもヒャイヌのピリピリしたオーラを感じ、ちょっと困った。


実を言うと職員室で最初豊平と会った時から、ヒャイヌの姿も声も分かってた。


人間じゃないからね、オレ。


つまりはまあ、最初っからオレは豊平が悪魔って見抜いてたって事。


豊平はオレが天使だとはちーーっとも気づかずにいたのに、ヒャイヌは何かしらの気配を感じていた。


『――――彼とは…………仲良くしない方がいい………』


教室に行く道のりの中でヒャイヌが豊平に言った忠告が、頭に蘇った。