「メルエフ!」


呼んだのは―――…先程と同じ名前。


同じ様に光の玉が現れた瞬間、豊平が「あっ!」と叫んだ。


「この光の玉、さっきも関波君の傍にいたよね……?」


「ああ。紹介するよ」


スゥーーー…


段々光が薄れて行くのを待っている間……誰も喋らなかった。


その内光が完全に消えて、もう一匹ネコが現れた。


これまたさっきと同じ、白いネコ。


「え…もしかしてこのネコ!?」


現れた白ネコがオレに関係あると勘づいた豊平が、よく見ようとしゃがみ込んだ。


「関波君のパートナー!?」


「ハイ」