「隠れて話聞いてたら、ヒャイヌが豊平ずっと怒りまくってて面白かったわ。お前、1日で-120はマジ無いぞ?」


ニヤニヤ笑いながら言った。


途端に豊平の頬に赤みが戻り、キッと睨まれる。


「失礼ね!初日でまだ慣れてないんだから、しょうがないでしょう!!」


よっぽど恥ずかしかったのか、豊平の目は少し涙目だった。


「そう言うアナタはどうなのよ、関波君っ!!」


「どうって??」


「今日の修業の結果!確か天使も悪魔と同じルールよね!?」


そう……豊平の言う通り、半人前天使の修業も、悪魔と変わりは無い。