ヒャイヌが叫んだ。


関波君が……人間じゃない……?


本当に何言ってるのよヒャイヌ………


そんな事あるワケ無い。


ゆっくりと関波君に目線を戻したら、彼は軽い微笑みを浮かべてて………一言だけ放った。


「当たり」


――――バサッ!!


何かが広がる音と同時に、私の目に飛び込んで来たのは――――……


真っ白な…2枚の羽。


その羽はどっちも…………関波君の背中から生えていた。


「――――は?」


私はそれだけ言うのがやっとだった。


だって…関波君から羽が生えたのもあるけれど……


あの羽って―――