「あ、あの関波君、今私が1人で喋ってたのはね………」


目をキョロキョロさせて、この場を切り抜ける為に言い訳しようとした私。


だけど……関波君の右肩の上に、光の玉がフワッと浮かんでいるのを見つけた。


え……何アレ………


瞬きもせず光の玉に見入っていたら、ヒャイヌが突然私の前に移動。


「…………やっぱりね」


鋭い表情で、関波君と光の玉を睨みつけていた。


何が何だか分からずに、私は呆然とするばかり。


ヒャイヌ……何言ってんの………?





「――――関波 雫!!アンタ人間じゃないわね!?」