「「………え?」」
ヒャイヌに早耶や正信をけなされた気がして……必死に言い返した私のすぐ後に、別の声が聞こえた。
私もヒャイヌも顔を見合わせ、隅から隅まで資料室を見渡す。
い、今の声―――…誰!?
「誰か…いるの?」
恐る恐るシーンとした空間に問いかけた、次の瞬間………
「ここだけど?」
資料室に置いてあった大きな棚の上から声がして、勢い良く振り返った。
そして……固まった。
「…………関波…君……?」
棚の上に優雅に座っていたのは……
もう帰ったハズの、関波君だった。
ヒャイヌに早耶や正信をけなされた気がして……必死に言い返した私のすぐ後に、別の声が聞こえた。
私もヒャイヌも顔を見合わせ、隅から隅まで資料室を見渡す。
い、今の声―――…誰!?
「誰か…いるの?」
恐る恐るシーンとした空間に問いかけた、次の瞬間………
「ここだけど?」
資料室に置いてあった大きな棚の上から声がして、勢い良く振り返った。
そして……固まった。
「…………関波…君……?」
棚の上に優雅に座っていたのは……
もう帰ったハズの、関波君だった。



