純情☆デビル

サワッと……爽やかな風が吹く。


「オレ………ずっと新菜ちゃんが好きだったんだ………」


その風が私の肩に、1枚の鳥の羽を乗っけた。


まるで雪みたいに、真っ白な羽だった。


わ…私、今………


告白された―――――…?


「多分一目ボレだったと思う。君や亜遊ちゃん達が家に来た日から……」


テレながらも私から目を逸らす事無く、粋羅君は続ける。


登校中の通学路の上という事等、頭から飛んで行っていた。


ウソ………これって現実世界だよね?


足の力が抜けそうなんだけど!


「返事は…いつでもいいから」