初めて会った時は他人に関わりたくないって感じだった関波君が金曜に亜遊に告ってから、3日。


私達の前で告白した時、あんなに優しい目で『好きだ』言ってたのに、関波君意外とテレ屋だったんだ。


「言ってみれば?一緒に登下校したいって。じゃあ亜遊、私学校行くね」


カバンを手に取り、私はドアノブに手をかけた。


ちょっと早いけど、余裕はあった方がいいもん。


ガチャッとドアを開け、外に出ようとしたが―――…


「あ、新菜ちゃんおはよーーっ」


すぐ前に逃げようとしてる関波君を片手で捕まえてる粋羅君が立っていた。