怖い顔で私を睨んで来たのは―――…耳以外は真っ黒だけど、耳だけは灰色の……“ネコ”。


だけどそのネコは背中に小さな黒い羽が生えており………フワフワと宙に浮きながら、黄色の目で私を睨む。


「アンタねぇ!しっかりしなさいよ!!ここには遊びに来たんじゃないのよ!?」


オマケに口ウルサくお説教して来ると言う……何ともカワイ気の無いネコだ。


「分かってるってぇ~~~……ヒャイヌ」


私はそのネコに弱々しく言った。


――――え?


“さっきから何言ってんだ?”って?


あーー…やっぱり疑問に思っちゃいました?