純情☆デビル

昔から年上や目上の人以外じゃ、女は認めたヤツにしか呼び捨てにさせなかったオレ。


だけど………オレ今、豊平に“雫”って呼ばれたくて堪らないんだ。


「えっ…いいの?名前で呼んでいいの!?」


「ああ」


「やった~~~!!嬉しいーーーっ!!」


豊平はポワポワしたオーラを放ち、極上のスマイルをオレに向けてくれた。


2人っきりなので、オレだけが豊平の笑顔を独占状態。


心が穏やかな波に乗り、自然にオレも笑っていた。


「//////(カッコイイ……)あのね関波………雫…///」


「ん…?//////」