純情☆デビル

全身が映る鏡が前に置いてあって、やっと私は早耶が作ってくれた衣装を見る事が出来た。


「…………」


えーーーー……


数日前牧之原さんがベラベラ話しまくった時もそうでしたが………言葉が出ません。


鏡を見たまま硬直した。


だ…だって私の衣装、よりによって――――!!


「亜遊メチャクチャ似合うよーーー!て・ん・し・ちゃん♪」


“天使”の衣装なんだもの!!


背中に何か付いてると思っていたのは、真っ白な作り物の天使の羽だった。


あ……グワワワ!


「早耶、なんで私の衣装、よりによって天使なの!?」