純情☆デビル

今日はそんなに暑くないのに、汗が流れて息が出来ない。


し、心臓がウルサイ……


女の子は立ち尽くす私に気がつくと、コツコツとブーツを鳴らしこっちにやって来た。


「ごきげんよう、豊平さん」


この人といると、“なんで?”という疑問が溢れて来る。


なんでここに


「2日振りね」


牧之原さんがいるの――――!?


メアリーちゃんを肩に乗っけて笑みを浮かべている牧之原さんを直視出来ずに、電柱を見る。


足が震えるのを、手をギュッとグーにする事で耐え様としていた。


「牧之原さん……どうしてここに………」