純情☆デビル

控えめな女の子の声で呼びかけられ、その声がした方向に頭を動かす。


誰が呼んだのか分かった瞬間、オレと粋羅は固まった。


なんつータイミングだよ………


「こんにちは……2人でお買い物………?」


オレ等に声をかけたのは………長い髪を1本のみつあみにして、背中に垂らしてる豊平だった。


カワイらしいピンクのスカートがよく似合ってて、通常状態なら見とれていたかもしれない。


でも、今はそれ所じゃねぇ………


「あ、うん。ちょっと食材の買い出しに―――ね」


粋羅がチョビチョビと豊平を見ながらウソをついた。