純情☆デビル

オレは柄にも無く、友情のありがたさに浸っていた。


しかし粋羅が急に真剣な顔をして、オレを引っ張り上げる。


「えっ……オイ!?」


腕を掴まれた状態で、マンションの外にまで連れ出された。


いきなりどうしたんだよ、この男は!


オレは早足で歩く粋羅の手から、腕を力任せに振り払った。


「粋羅、何なんだよ!どこ行く気だ!?」


「………亜遊ちゃんと新菜ちゃんの家」


「ハァ!?」


と、豊平と山吹の家……!?


「なんであの2人の家に行く必要があるんだ!?まさかお前、今から告れとか言わないよな!?」