私の答えを聞いて、早耶は急いで自分の席に向かい、何か紙にペンを走らせている。


何をしてるのか気になって、紙を覗き込む私。


「亜遊、見ちゃダメ!」


ガバッと紙を隠された。


「えーーー、気になるから教えてよーーー」


「ダメ!あ、正信と関波君来たから、遊んで貰いなさい!!」


遊んで貰いなさいって………早耶、私幼稚園児じゃないよ。


これ以上粘ってもムダか……


しょうがないので、登校して来たばかりの関波君と正信の元に寄ってった。


「関波君、正信、おはよう」


「亜遊、おはよう」


「……よう」