純情☆デビル

豊平がカバンを取り返そうとジャンプするが、無意味に終わる。


豊平は155cm位で、オレは173cmあるからね。


「文句言うなって言っただろ。いいから帰るぞ」


少々キツめに言うと、ヒャイヌを頭に乗っけた豊平は、唇を噛んでついて来た。


校門の所まで歩き、ふと気づく。


オレ、女と2人だけで帰るのって、初めてじゃないか!?


ヤバイ……緊張する。


「雫、顔紫だよ」


恐らく赤+青で紫になったオレの顔を横から見たメルエフが言う。


「ちょっと黙っててくれ……」


オレは一言だけ返して、足を進め続けた。