純情☆デビル

クラスの男子がボソボソ言っているのが、微かに聞こえた。


悪かったな、愛想無くってよ。


けれどコレがオレのキャラなんだから、ほっといてくれ。


オレは言い返す事もせずに、そのまま目を閉じた。


あーーー…眠い。


愛想無いオレに話しかける生徒なんているワケ無いし、いっそ寝ちまおうかな。


本気で軽くウトウトし始めて来たし……


「―――――関波君………?」


へ?


上から名前を呼ばれて、机の上で組んだ腕の中に置いていた顔を上げた。


「君………は、どこから来たの?」


「――――……誰、アンタ」