なぜ私と話す度赤くなるのかと聞こうとしたら――――…透き通った声が聞こえた。


目の前を金髪の縦ロールが横切って行く。


「なんだか雰囲気変わった?」


「え…なんでお前………」


「私も実行委員だから来たの」


金の縦ロールヘアーにピンクの頬をしたカワイイ女の子が、関波君と親しげに話している。


だ、誰!?


というか今この子…関波君の事、呼び捨てにしたよね!?


って事は、関波君が認めた女の子って事!?


「ちょっと亜遊、あの子誰!?」


新菜の問は、私も知りたい事だった。


一体……何者なのぉ!?