目をハートにして粋羅君に駆け寄る女子を見て、関波君が逃げ出す。


私の隣に立ったので、緊張が復活した。


お弁当の時は1番離れた席だったから平気だったのに、隣はヤバイ!!


「す、粋羅君囲まれちゃったね………//////」


赤い頬を隠して、話しかけた。


「ああ。たく……学校でもアイツと会うハメになるなんて………」


「ハハハ」


何気無い会話の中で、関波君との距離が少しは縮まる様に、頑張って笑顔を向ける。


関波君の顔が、なぜかまたまた赤面した。


「ねぇ、関波君………」


「雫、久し振りっ!!」