純情☆デビル

ポカーンとして放心状態の豊平に、一応謝る。


それでもオレの笑いは止まらない。


「アハハハ……」


笑い過ぎて流れ出た涙を拭く頃に、ようやく治まった。


床に落ちたホッチキスを拾う。


プリントの山に乗っけて、豊平と向かい合った。


さてと……コイツ怒らすと厄介だし、きちんと謝らなければ。


「豊平ごめんな。女の子なのに大笑いしちまって」


「………」


「怒ってるか?」


「………」


精一杯謝罪するけど――――…豊平が全くリアクションしない。


目と口を丸く開けて、ずっとオレを見つめるだけだ。