純情☆デビル

目線をあっちこっちに動かして、落ち着きが無い豊平。


オレはそんな豊平に、怪しい人を見る様な視線を傾けた。


よくどもんな、この悪魔さんは。


「用無いならオレ、教室戻っから」


足を動かそうとしたら、豊平に「待って!」と止められた。


早くしないと木岡先生来ちまうのに――――…何なんだよ。


気マズそうな豊平を、ちょびっとだけ睨む。


「………関波君、ごめんね?」


「…………へ?」


いきなり謝られた。


オレ…別に豊平に謝られる様な事、されて無いよな?


なのになんで豊平、急に謝って来たんだ?