純情☆デビル

ため息をついて、額を壁にくっつける。


粋羅め……帰ったらこき使いまくってやる。


てかなんで豊平と正信と寺辺と……えと……そうだ、山吹?がオレん家に来るんだよ………


天使らしからぬよどんだオーラを漂わせて、教室に戻ろうと足を動かす。


「――――関波君」


ふと、遠慮がちな声が聞こえた。


「豊平……?」


豊平がいつの間にか廊下に出て来てて、オレの傍にいた。


ヒャイヌの姿は見えないので、多分教室だろう。


「………何ですかっと」


両腕をブラブラさせて、面倒くさそうに聞き返す。


「あの…」