超音波みたいな高い声でオレの周りに集まって騒ぐ女子達。


無論、騒がれるのが苦手なオレは、テンションガタ落ちに。


『………ウルサイんだけど』


5人組の時と同じく厳しく睨んだのに、女子達はキャーキャーはしゃいでいた。


『イヤーーン、クールーーー!!』


『いいわぁ!』


次から次へと喋りまくる女子達を黙らしたくてオレは魔法を使いかけ、メルエフに怒られた。


『雫!!』


正信がオレのイライラに気づいて、放課後になるまで話し込んでくれたのが救いだったぜ……


『ご苦労さん』


――ちょっと嬉しかった。