純情☆デビル

大股で扉に歩いて行った関波君の背中を、逸らす事無く見続けた。


「…………豊平、ずっとここにいるつもりか?」


半分だけ開けた扉に手を添えてる関波君が、呆然状態の私を振り返る。


あの“早くしろよ”って目は、普段の関波君だけど――――…


さっきの言葉の意味って………


私は黙って動き、関波君と空き教室を出た。


「ああ!亜遊と関波君、帰って来た!!」


「どうしてたんだよ2人共!!」


教室の前まで来ると、早耶と正信がまっしぐらにこちらに走って来た。


「皆から何があったか聞いて、心配してたんだよ!!」