「………いらねぇ」


粋羅が差し出して来たジュースの缶を、片手で避けた。


「あーあ。あの雫が塞ぎ込んでるぞ、エンニリタ」


粋羅がパートナーのエンリニタに、口元を痙攣させながら話かける。


まだ笑い我慢してやがるな、粋羅め………


「レアだなぁ」


エンリニタが、パートナーと同じヒクヒク顔で受けていた。


エンリニタは体が薄い水色で、目が黄緑の、オスネコ。


ミニサイズの天使の羽の先っちょまで、プルプル震えている。


~~~~~!(怒)


「ウッセェな粋羅もエンリニタもっ!!黙っててくれよ!!」