――キーン、コーン…。 今日一日、まったく悠真と口をきかず…。 そして、風香とも。 何か、あの二人怪しくない? ずっと、ヒソヒソと話してるし…。 「由香里ちゃん?」 二人をジっと見ていると、クラスの女の子が声をかけてきた。 「あ、何?」 「呼ばれてるよ?」 「え?」 彼女が指を差した方向には、ドアの側に立って、小さく手を振る海斗先輩がいた。