「珍しいな、クレアがボーっとしてるなんて。」

と、アランは優しく笑いかける。


「あの、アラン王子ー…」

「ん?」


「結婚の事なんですが…」

クレアは言いにくそうに、アランに話しかける。

「私、やっぱりまだー…」