…待って。 何で人がいるの? 足音なんて、全然しなかったのに。 どうしよう。 そう思ってるわりには、冷静な自分がいることに気付いた。 “楽になりたい” あたしの脳が、そう命令してる。 おそるおそる顔を上げて、目の前にいる男を見る。 “楽になりたい” もう、生きることに疲れたの。