カラフル。

蓮 side


「とりあえず乗せろ」




「はい!」




俺の指示通り、動く仲間。




そして横に運ばれてきた奴に、ちらりと目をやる。




「……」




気を失っているらしく、ピクリともしない。




「出せ」




動き出す車とバイク。




流れてゆく景色。




「みつ、る…っ」




小さく、でも確かに、そう呟いた。




俺は、その目から零れた涙を親指で拭った。