大切なキミへ。 短編集☆





***

1年前。
ちょうど高校1年の時の事だ。


私もほかの人のように
恋愛をしていた。

とても、幸せだった。



けれど、ある冬の日、
突然彼はこういった。


『引っ越すから、
もう会えないんだ。別れよう』



私は、遠距離でもいいから、と
泣きついた。

でも彼は首を横に振ったきり、
何も話さなかった。




思い出すだけでも、
胸がチクリと痛む。