ある日、俺はふと思いついて お前の髪を、 そっと耳に掛けた。 少し違和感を感じだようだが 俺の胸に顔をうずめたままだ。 少し、びっくりさせてやろうと、 俺はお前の耳元に 口を寄せて 『愛してる』 と言ってみた。 君が何か言いたげに動くのがわかった。 俺は、お前の返事を楽しみにしながら 少し左手を緩めた。 <END>