『――友達以上、恋人未満―――…?』
それがあたしとあいつのキョリなのだと、
友達に聞かされた。
けれど、一線を越えたいと思っているのは
あたしだけなことは、
ちゃんと知っている。
「もしもーしっ」
「おー、朝からテンション高ぇな」
「うん、どこ行く?」
「スルーかよ!…秘密。
とりあえず迎えに行く。10時」
「了解」
急いでご飯を
(お母さんに行儀が悪い!と叱られながら)
かきこんで、
急いで出かける準備。
高校生といえばみんなメイクするけど、
あたしはメイクしない。
童顔のあたしには
あまり似合わなかったから。


