大切なキミへ。 短編集☆






『――友達以上、恋人未満―――…?』



それがあたしとあいつのキョリなのだと、
友達に聞かされた。


けれど、一線を越えたいと思っているのは
あたしだけなことは、

ちゃんと知っている。







「もしもーしっ」


「おー、朝からテンション高ぇな」


「うん、どこ行く?」


「スルーかよ!…秘密。
とりあえず迎えに行く。10時」


「了解」



急いでご飯を
(お母さんに行儀が悪い!と叱られながら)
かきこんで、

急いで出かける準備。


高校生といえばみんなメイクするけど、
あたしはメイクしない。

童顔のあたしには
あまり似合わなかったから。