大切なキミへ。 短編集☆




家に帰りながら、
自分が昨日と同じコートを
つかんで出てきたことに気付いた。



ポケットを探ると、
小さな箱。

取り出して、中を見ると
ヘアピンがある。



…あれ?

昨日は暗くて
ピンしか見えなかったけれど、

小さく小さく折られた手紙が
入っていた。




【俺、今、紗菜を空から見守ってる。
幸せになって。
紗菜の幸せをこれからも
誰よりも強く願ってるから。】