空を見上げる皇帝ペンギン。


緑川さん、は当たり前だけど怪訝な顔をした。


「いつも一緒に居る奴?」


近江くんのことだ。違うけれど、『奴』という言い方にカチンと来る。


「あれは、友達ですけど。」

「じゃあ誰?」

「誰って…。」


周防くん、と言って緑川さんに何が分かるのだろう。口を噤む。

どうすれば、良いんだろう。

周防くん。


「緑川、さんの知らない人。」

「納得いかない。じゃあ恋人居ても良いから、今度何処か行こうよ。」

「出来ないです…、」


当たり前だ。

引かない様子の緑川さんにどう対応すれば良いか分からない。