そんな周りにお構い無しな太陽は、陽の背中をつつく。

「氷澪レイがどうかしたのか?」

容姿とは全く逆のキョトンとした顔で聞いてくる。

太陽も噂を聞いていないのだろうか。

「いや、どうかしたわけではないんだが……噂は知ってるのか?」

「噂?…あぁ、触った物が凍るとか何とかってヤツか?俺は興味ねぇな」

「じゃー聞くなー!」