キミがいた夏~最後の約束~





そこは橘先輩の家からそう遠くはない住宅街にあった


外は夜ということもあって人通りは殆んど皆無


街灯とおぼしき物も、点いては消えて何とも不気味に通りを照す


家に近い通学路に差し掛かると、その懐かしい風景になんだか心癒されていく



そてと同時に感じる胸騒ぎ


私は家に近づくにつれて、だんだんと早足になっていった


その角を曲がれば家が見えてくるはず






私は高鳴る胸を抑えながら自分の家の見える方向を静かに凝視しながら角を曲がった