黒い髪。 薄い唇。 細い指。 ちょっとした所が優貴に似てる。 「この後、二人きりになりたいな。」 耳をくすぐる吐息。 ドキドキはするけど これが恋に発展するとは思えない。 『一夜限りの思い出』なんて優貴の言葉が頭を過ぎる。 あたしを見つめる冬吾。 今夜、彼を試してみても悪くはないかもしれない。 そんな風に思ったのは もうそろそろ 優貴を思い出す事がつらくなってるからかも。