[短編]不器用同士




蒼の頼みを断る理由なんて

あるのだろうか。



ただ…


怖いだけだ。



柚にどんな顔して
会えばよいのか、

分からないから。





「…いいよ。」




怖い。怖い。


だけど…


最後くらい話したい。



「マジ?やったぁ!!
柚ちゃん、呼んでくるね。」



そう言うと蒼は
柚を探しに行ってしまった。



その間ー…、



俺はずっと考えていた。



最初の一言は何が良いのかを。