「ちょっとケイ!
あんた宮迫と仲良かったっけ!?」
自分の席に戻った途端、その近くでたむろってた女子が剣呑な表情で聞いてきた。
「んー、ちょっとね」
適当にごまかす。
オレが誰と喋ったってオマエらには関係ねーだろ、と思いながら。
「えー、びっくりしたんだけど」
「ケイと宮迫ってありえないよねー」
「やめときなって、あの子超浮いてるじゃん」
最近オレによく絡んでくる派手な女子たちが口々に言う。
これだから女は、たまに嫌になるんだよなぁ。
ただその時は宮迫叩きにさっさと飽きたらしく、すぐに話題を変えてきた。
「あ、ケイー、今日の合コン来るっしょ?」
「え、合コン?
あったっけそんなん」
「ちょお、忘れんなよー。
もう相手にはイケメン来るって言っちゃったんだからさ!
西高のお嬢来るべ?
興味ねーの?」
「あー行く行く」
今日はたまたま空いてたし、たまにはいいかと思ってうなずいた。
その時。
「え、アケミ来れねーの?
やだぁー女子1人足りないじゃん!」
1人がそんなことを言い出した。
その時オレは、ふと妙案が浮かぶ。
「宮迫ちゃん、誘ったらいんじゃね?」
「はぁ、なにそれ」
「てか、まず誘っても来んの?」
オレの名案に怪訝な顔を返す女子たち。
「来るよ」
オレは断言した。
「ちょっとキッカケあってさ、友達になってもらったんだよね。
まぁ愛想はよくないけど、あんくらい可愛い子連れてったらうちの高校の株も上がんじゃね?
また合コンの話とか来るかも」
「……まぁ、そう言われたら、誘うのもアリかなぁ」
「え、リッコ、まじ?」
「女子のレベル上げれるし、しかもアイツ多分オトコに興味ないじゃん?
チョー人見知りだし。
イケメン釣るエサにね、エ・サ」
若干性格悪いけどよく言った、リッコ。
そんな理由であの宮迫柚子が合コンに参加してるだなんてシュールな絵面が見れるんなら、儲けもんだよ。

