ライフ・フロム・ゼロ


テーブルに戻り、
シートと携帯の画面を
照らしあわせた。


「……2、…0…」


ひとつひとつ、確認していく。


………


最後の桁まで確認した。




「…嘘」


もう一度、声に出して確認していく。


その声が震えていた。



「1…0…2。」



そんなわけがない。