茶色の焼印。
そこに書いてあったのは、もちろん


「はずれ…、か」


自嘲する。

っていうか、
ちょっと高いアイスなのに
あたりとかはずれとか、
貧乏臭いことしなきゃいいのに。


それをゴミ箱に入れて、
ふと思い立つ。


そうだ、宝くじ。
一応確認だけでもしなくちゃ。

もちろんはずれてるだろうけど、
そうしたらそれにかこつけて発泡酒をもう一本飲もう。

この間買ったくじの名前を
携帯で調べて、公式サイトに行く。

宝くじって新聞とかテレビとかで
当選発表するものだったと思うけど、
今は携帯やパソコンで見れるらしい。

今回の当選番号、と仰々しく書いてある
ページにうつり、なにげなくその番号を見た。